タワーレコード破綻の原因ちがってるし | ザッツ!談

タワーレコード破綻の原因ちがってるし

iTunesなどのダウンロード販売と報道されていたが、んなわけないだろ!
http://www.asahi.com/culture/music/TKY200608230184.html


ダウンロード販売による楽曲販売のシェアはCD販売に対して1割程度、これが今後もぐんぐん伸びてシェアをさらに獲得していけばCD小売業界への影響はあるかもしれない。


でも、現時点ではそんなもの。タワーレコード販売店の売上への影響も1割以内であったはず。1割売上が落ちただけで破綻するなんてそもそもおかしい。


1割程度の売上低下なら、人件費の削減など対策を取ってカバーできたはずである。ダウンロード販売に対しても自社でサービスを立ち上げなくても、アフィリエイトで自社サイトで実施することもできたはずである。


古く知名度こそあるが北米での店舗数はわずか89店舗。スターバックスは5000店舗を超えている。弱小小売りチェーンであったのだ。わざわざ日本の新聞各誌やテレビのニュースで報道する規模のニュースではない。


今ほどダウンロード販売が普及していない2004年にも破産申請していることからも、タワーレコードの破綻はずさんな経営によるものであり、ダウンロード販売を原因とするのは経営者の無能さをごまかすための言い訳に過ぎない。


にも関わらず、マスコミは「破綻の真相はダウンロード販売!!」って、アホ!


iPodに入れている楽曲が全てダウンロード販売ではない。多くはCDから取り込まれたファイルである。実際、日本での楽曲のダウンロード販売は携帯電話からが9割と全く普及していない。(携帯のには着メロまで入っている)


事実を並べて整理すれば本質は見えるのに、報道がこうであって欲しい(今回のはダウンロード販売が原因)というウケを狙っちゃそれは報道でもなんでもないやん。



これじゃappleのCMやんか。(いや、CMだったのか)